失敗しない!自分でできるエアコンクリーニングの方法

失敗しない!自分でできるエアコンクリーニングの方法

夏場や冬場に大活躍するエアコンですが、あなたは、使う前に掃除をしているでしょうか?

あなたが思っている以上に、エアコンにはホコリや汚れが溜まっています。

ホコリや汚れを取るためクリーニングをするにしても、クリーニングのやり方を知らないと失敗して、汚れがひどくなりカビが生えたり、故障する恐れがあるので、注意が必要です。

今回は自分でできるエアコンの掃除方法を紹介します。

 
 

エアコンのクリーニングは絶対に必要です。
クリーニングをしないとホコリや汚れが溜まります。

そして、エアコンの効きが悪くなり電気代が上がる、水漏れする、以外にも、カビが生えて健康に悪影響を及ぼします。

エアコンのクリーニングには、「エアコンのお手入れ」と「専門知識が必要なクリーニング」があるので、うまく使い分けていくといいでしょう。

「エアコンのお手入れ」はエアコンの外側を拭く、フィルターを掃除するなど誰でもできますが、分解して掃除をする「専門知識が必要なクリーニング」はエアコン清掃業者に依頼をしてください。
 

「専門知識が必要なクリーニング」は必要?

「専門知識が必要なクリーニング」は頻繁にする必要はありません。

エアコンを分解して部品まで洗うのは、費用も時間もかかります。エアコン清掃業者でクリーニングの依頼したときの費用は、おおよそ10,000円〜20,000円です。

エアコンの標準使用期間が約10年、機種にこだわらなければ50,000円程度でエアコンが買えるので、毎年エアコン清掃業者に依頼をすると割高になります。エアコンを分解して掃除のしすぎも機械の負担になるようです。

エアコンメーカーのサイトで標準使用期間が記載しているので、こちらも紹介します。


ルームエアコンの製品寿命について
ルームエアコンの設計上の標準使用期間は10年です。
※ 設計上の標準使用期間は、無償保証期間とは異なります。
また、一般的な故障を保証するものではありません。


エアコンはどのくらいの期間使えますか?
当社エアコンの設計上の標準使用期間(注1)は10年です。
エアコンの製造年と設計上の標準使用期間はエアコン室内ユニット本体の銘板の中に表示しています。
※ 2009年以降製造された当社エアコン全てに表示しています。

こうしてみると、エアコン清掃業者に依頼するような「エアコンクリーニングの専門的な知識が必要なクリーニング」はこまめにする必要はありません。
 

「エアコンのお手入れ」はこまめに

エアコンは室内の空気を吸い込み内部で温める、または冷やす仕組みです。

この時に空気と一緒にほこりや汚れも取り込まれます。

掃除をしないと、ほこりや汚れでフィルターの目が詰まりエアコンの風が弱くなる、カビが生えてしまうので、こまめに掃除をしてきれいな状態を保ちましょう。

エアコンを拭く、フィルターの掃除をする基本的にこれだけでも十分です。

掃除の頻度ですが、よく使う、キッチンの近くにある、ペットを飼っている、小さな子どもがいる場合は2週間に1回、そうでなくとも1ヶ月に1回フィルターの掃除とエアコンを拭くといいでしょう。

大抵はフィルターのホコリを掃除機で吸えばキレイになります。

お掃除機能付きエアコンの場合は、フィルターの掃除は必要ありませんが、ダストボックスに溜まったホコリは、こまめに捨ててください。
 

「クリーニング」が必要なのはいつ?

「専門知識が必要なクリーニング」は頻繁にする必要はないのですが、どのくらいの頻度で「クリーニング」をしたらいいのでしょうか?

「クリーニング」の頻度は、使用頻度や室内の環境によって大きく違ってきます。

そのため、〇〇年に1回など期間で決めず、以下のようなことが起こったら、エアコン清掃業者に依頼をして、エアコンの内部までしっかりクリーニングしましょう。
 

こんな時はエアコン清掃業者に依頼してください

  • 異臭がする
  • 異音がする
  • 水が漏れている
  • お手入れをしたのに風が弱い
  • 吹出口が汚れている
  • 吹出口にカビが生えている
  • エアコンを付けた途端くしゃみや鼻水がでる

 
 
シャープでは3年に1回のエアコンクリーニングをおすすめしているようです。


使い始めて3年以上たったエアコンの内部にはカビやダニ、雑菌に汚染されている可能性があります。
3年に1度はエアコンクリーニングをおすすめします!


 
 

エアコンのクリーニングは自分で?
それともエアコン清掃業者に依頼?

エアコンのクリーニングは自分でもできますが、エアコン清掃業者に依頼をしたほうがいいでしょう。

エアコン清掃業者が行うようなクリーニングはエアコンの知識やクリーニングの技術がないと難しいからです。

また、お掃除付きエアコンは構造が複雑な上に、メーカーによって構造が違います。

知識や技術がない人が、エアコン清掃業者のようなクリーニングをするとエアコンの故障が起こるばかりか、火災になる場合もあります。
 
 

自分でするエアコンクリーニングの方法

日頃のお手入れは自分でするのが一番です。

エアコンを拭く、フィルターの汚れを落とすなど簡単にできるものばかりですが、それでは落ちない頑固な汚れはどうしたらいいでしょうか?
このような汚れも、これから紹介するやり方で自分でしっかり落とせます。
 

自分で掃除ができる部品

1.フィルター
冷暖房の際に部屋の空気を取り込みますが、その時に部屋のホコリや汚れを取り除いてくれるのがフィルターです。
ほこりや汚れがたまりやすいところなのでこまめな掃除が必要です。

2.ルーバー
エアコンの下部についている横長のパネルです。
エアコンの冷暖房のスイッチを入れるとパネルが開いて温風、冷風を送ります。
フィルターより汚れがたまりづらい部分です。
汚れが目立ってきたら掃除をします。

3.カバー
前面パネルともよばれる部分です。

正面にある大きなパネルで、パネルを開くと中にフィルターやフィン(熱交換器)などエアコンの主要部分が入っています。
こちらも、フィルターより汚れがたまりづらい部分です。

汚れが目立ってきたら掃除をします。
自分で掃除ができる部分は、基本的に手が届くところです。
汚れの程度で、掃除の仕方が変わってきます。
 

自分でするエアコンの掃除方法

エアコンの掃除方法は機種によって違ってきます。
エアコンの取扱説明書やメーカーのサイトに掃除方法が載っていますが、ここでは基本的なエアコンの掃除方法をご紹介します。

掃除に必要な道具

  • 踏み台または脚立
  • ゴム手袋
  • 新聞紙
  • 雑巾
  • タオル
  • ハンディモップ
  • 掃除機
  • 洗濯用の中性洗剤
  • バケツ
  • 柄の付いたスポンジやブラシ
  • 歯ブラシ(使い古しで大丈夫です)

 

熱交換器を掃除する場合

  • ゴミ袋、ビニールシート
  • 養生テープ
  • エアコン内部クリーナー
  • スプレーボトル

 

掃除の前の準備
掃除の前にやらなければならないことが3点あります。

1.養生する
ほこりや汚れが落ちてもいいように、エアコンの下に新聞紙を敷きます。

広さは畳1〜2畳あれば十分です。

エアコン周りの壁や棚、テレビなど汚したくないものに新聞やビニールシートを掛けておきます。

ビニールシートの代わりにゴミ袋を使ってもいいでしょう。

2.立や踏み台を置いて足場をかためる
作業のしやすい位置に脚立や踏み台を置き、ぐらつかないようにします。

3.エアコンの電源を切った後コンセントを抜く
掃除中の誤操作防止と感電や漏電防止のために必ず電源を切り、コンセントを抜いてください。

 

準備を終えたら掃除にとりかかります。

エアコンを拭く

1.エアコンの表面を拭く
エアコンは水に弱いので、乾いた雑巾やハンディモップで乾拭きし、ホコリや汚れを取り除きます。

汚れがひどい場合は汚れている部分を中心に洗剤を吹きかけ、しばらくおいた後乾いた雑巾で拭き上げます。
 
2.カバーを外す
カバーを外すすには、まずカバーを止まるところまでゆっくり開けます。

外し方はエアコンの機種によって違うので、説明書を参考にしてください。

この時、気をつけるのは無理に外さないことです。
無理に外すとエアコンの接続部分が破損する恐れがあります。

カバーが外れない場合は、無理やりカバーを外さず、カバーの内側も洗剤を吹きかけしばらくおいてから拭き上げてください。
 
3.フィルターをはずす
ホコリが舞わないようにフィルターをゆっくり外します。

フィルターに付いているホコリがあまりにも多い場合、ホコリが舞わないように、あらかじめ掃除機でホコリを吸い取っておきます。

日頃のお手入れはフィルターを外さず、掃除機でホコリを吸い取るだけで問題ありません。
触ってみてネバネバするのは油とホコリが絡まっている状態なので、洗剤で洗います。
 
4.ルーバーを外す
ルーバーを外すにはコツがあります。
無理に外すとエアコンの接続部分が破損する恐れがあるので、外せないと思ったらそのまま掃除をしてください。

ルーバー外さずに掃除をする場合、ルーバーに洗剤を吹きかけしばらく起きます。

このまま、雑巾で拭き上げてもいいのですが、割り箸に古布を巻き付けたもので、ルーバーに沿って拭くと端もきれいに拭けるのでおすすめです。
 
5.各部品を洗う

まず、ホコリを取るために、フィルターの表面に掃除機をかけます。
後で水洗いするのでだいたい取れれば大丈夫です。

次にバケツに水と中性洗剤を入れて洗剤液を作ります。
お湯のほうが汚れは落ちますが、60度以上の熱いお湯は使わないでください。
フィルターは熱に弱いので、変形する恐れがあります。

フィルターを洗い流す

カバー、フィルター、ルーバーを洗剤液をかけながら、歯ブラシでやさしく洗います。
力を入れてこすると部品に傷がつくので気をつけてください。

洗った後は、シャワーやホースを使い洗剤をよく洗い流しましょう。
 
6.乾燥させる
カバー、フィルター、ルーバーを乾いたタオルで拭き、日陰でよく乾かします。

この時床が濡れないように、部品は新聞紙の上に置くといいでしょう。

生乾きのままだとカビが生える原因になるので、完全に乾かしてください。
 
7.フィン(熱交換器)のホコリをとる
乾かしている間に、フィン(熱交換器)に掃除機をかけホコリをとります。

この時、掃除機はフィンに軽く当てる程度にしてください。
押し当てるように掃除機をかけるとフィン(熱交換器)が潰れてしまいます。

その他の内部も手の届く範囲で、ぞうきんやハンディモップでホコリや汚れを取り除きます。
細かなところは、綿棒や爪楊枝を使うといいでしょう。
 
8.元の通りに取り付ける
完全に乾かした部品は、元の通りに取り付けてください。

仕上げに1時間ほど送風で部品を完全に乾かして完成です。

 

代表的なメーカーのエアコン掃除の仕方のページもまとめましたので、こちらも参考にしてください。

 

 

 

 

 

 

エアコン内部を自分で掃除をする

エアコン内部の掃除

エアコン内部を自分で掃除をするのは難しく、おすすめできません。

もし内部の掃除をする場合は、エアコンのまわりと電装部分を養生し、フィン(熱交換器)やファンは専用のクリーナーを使って掃除をしてください。
クリーナー1本は掃除1回分になるので、まるまる1本使い切るようにしましょう。
 

クリーニングに合う洗剤

エアコンの汚れにはホコリ、油分、カビ、花粉、ダニなどがあります。

カビ以外なら、よほどのことがない限り中性洗剤で落とせるので、まずは中性洗剤を使うのが一番です。

カビは酸素系漂白剤でおとせますが、強いアルカリで性の洗剤なので、使用の際は換気を徹底し、直接手で触れないようにしましょう。

酸性の洗剤とは絶対に混ぜないようにしてください。
 
 

自分でエアコンクリーニングができない部品

エアコン内部は基本的に自分でクリーニングできません。

中には分解して掃除をする人もいますが、慣れていないと上手く分解、組み立てができず故障の原因になります。

掃除のクオリティもプロの掃除と自分で掃除をした場合とは全く違います。

自分で掃除をすると汚れを完全に落としきれず、汚れに洗剤や水分がつくことによってカビが生える原因になってしまいます。

エアコンクリーナーを使う場合でも電装部分にかかる、クリーナーを落としきれないことにより火事や故障する恐れもあります。
 
こちらに、「内部洗浄したエアコンから発火し火災に至った事故の再現映像」がありますので、火災がどのように起こるのかを把握しましょう。

独立行政法人製品評価技術基盤機構 製品安全センター
エアコン「4.内部に洗浄液がかかりトラッキング現象で発火」

独立行政法人製品評価技術基盤機構 製品安全センターではこの他にもエアコンの事故例が記載されているので、チェックするのがおすすめです。
 
 

エアコンクリーニングはプロの専門業者に依頼するのがおすすめ

エアコン清掃業者は、エアコン本体を解体して、自分では掃除できない内部までクリーニングします。

プロのエアコンクリーニングもエアコン専用洗剤と高圧洗浄を使うので、汚れの落ち方も自分でやるのとは違い、ホコリや汚れを完全に落としてくれます。

また、養生をしっかりとするので、電装部分や壁、家財道具が濡れることはありません。
自分でできる、エアコンの拭き掃除やフィルターの掃除もしてくれます。

自分でできるところは自分で掃除をし、自分では難しいまたはできないところはプロのエアコン清掃業者に任せるのが、クリーニングに失敗することはないでしょう。

 
 

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